1人、1人ずつの「好き」を追求したい。

令和になって、情報流通は「企業」ではなく「個人」にシフトしています。
SNSにおいては発信者の規模、身分は重要ではなく「個人」の物語、感性が共感を得てゆく。
マスメディアの「マス」の効力は薄れ「ニッチ」が重要視されていると思います。

「自分」が何者であるか?何が好きで何が嫌いで、何をしたいかをちゃんと定義して自覚してジャッジして行かなければならない時代になったのだと思います。

でもそれは果たして不幸でしょうか。
今まで押し殺してきた何かを解放するチャンスではないか。

企業だ、会社だ、そのあとに個人だ。ではなく、いままさに主語は「個人」。
自分の「好き」を「好き」と言える時代。

このたび私は、無名で、その業態に従事したこともない、個人のギター販売の世界に飛び込みました。クラフトマンの片田さんにこのギターを初めて見せてもらったときの感動が忘れられず。

どこにもないこのギターを、どこかに「好き」な人が必ずいる。

情報と人々の興味は細分化され、大ヒットが生まれにくい世の中。
一人でも多くの認知を目指すのではなく、知ってくれた人の「好き」にしっかりと届けたい。
もしこれを読んでくださったあなたが、このギターを手にして「私は、これ好き」と思ってくれるなら、私は嬉しいです。

株式会社エランツ・ミュージック 代表 根本